●能登の仮設住宅
阪神・淡路大震災以降、仮設住宅は災害ごとに進化していて
それに地域の特性などを考えて改良され、被災地に設置されます。
仮設住宅は、施工会社が数社あり、それぞれ特徴があります。
能登の仮設住宅です
玄関がバリアフリーになりました。お年寄りの方には便利ですが、梅雨時期などの排水が心配
されています。
玄関、室内には、手すりも取り付けられています。

裏側に回ると・・・
大きなキュービクルが。電気給湯器です。
能登の仮設はすべてオール電化。200V の動力電源が引かれています。
コンロも今はやりのIHコンロです。
利点を簡単に・・
・ガス代(基本料金)が掛からない
・深夜電力で稼働、しかも能登は動力電源が格安!?
・ガス中毒による事故もない
欠点は・・
・電気料金(もうじき結果が出るでしょう)
・停電
・IHコンロはお年寄りの方が使いこなすには時間がかかります
・IHコンロはペースメーカーを使用している方には使えません


能登は一部を除き、あまり雪が降りません。
ベランダ側も出入りが可能になっています。
中越の時に大問題となった結露対策として
屋根裏に通気口(換気扇)が取り付けられています。
舗装は必要最低限のため、草刈りなども必要になるでしょう。
結露対策、夏季の熱対策も必要になってきます。
一部の仮設では、一晩に数十センチも積雪がある場所もあり
冬季の雪囲いも必要になるでしょう。

世帯数の多い仮設では集会所もあります。
スロープはアスファルトになりました。
各仮設住宅には、完成後数日間、施工メーカーの現場事務所がそのまま残り
初期クレームと等に対応していました。
こうのような対応はうれしいですね(お疲れ様です!)


テレビは共同アンテナです。このようなCP柱に据え付けるタイプが多いです。
中越では、屋根の上に立てるタイプがありましたが、冬季の雪ほりがとても大変でした。
能登は電波の状況により、ケーブル、共同アンテナなど、様々なタイプがあります。
門前、志賀町共に、そのままでは映らない家庭もあり、調整が必要でした。
電気屋さんでも説明書を見ながらの作業。お年寄りの方には難しいでしょう。

火災報知機は台所についています。
魚を焼くと鳴ってしまうので、「うるさいから電池を抜く」といった事がされていたそうです。
これも何らかの対策が必要です。

玄関はメーカーにより数タイプあります。
下の写真は波板の屋根です。雨水は谷間の溝を通って横に流れます。
横から回り込んで玄関内に落ちてくることがありますが、中越の時より
波板が延長されています。これでも回り込んで来るようであれば
水の流れる道筋にコーキングを滴状に盛るなどの対策をする事が可能です。

下の写真は樹脂の波板の屋根です。水滴は真正面に落ちてきます。
雨どいを付けるなどの対策が必要です。
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雨どい取り付け後の写真です。(志賀町仮設住宅にて)

室内の写真です。
洗濯機置き場の水栓は、自動式になっています。
全自動洗濯機のホースは、そのまま使うことができますが、普通のホースは
差しても水が出ません。戸惑ったお宅、ボランティア多数。

このように、仮設住宅は年々進化をしています。
実際に住まわれる住民の方々は、多少不便な事があっても
「そんな贅沢は言えね」と我慢してしまうケースが多いです。
何か気付いた事がありましたら、遠慮なく役場に問い合わせて頂きたいと思います。
仮設住宅支援をされている活動団体の方々も、その声を届けることも大切です。
能登のある○○屋さんで聞いたお話
「あのプレハブの工事費を考えれば、木造の平屋、作れるんだけどなぁ・・」
今後は形態も変わっていくかもしれませんが、
この仮説住宅というシステムが続くうちは、一人ひとりの声が
仮設住環境の改善につながります。
下記は中越地震をきっかけに発足した、仮設住宅住環境改善支援ネットワークです
ぜひご覧ください。
被災地仮設住宅居住改善ネットワーク
http://blog.livedoor.jp/kasetsu123/
おまけ
○子供<仮設
クリスマスイベントをこっそり抜け出して、中越震災の解体待ちの仮設を調査する調査員「E」。
一人ひとりの取り組みが、大きな流れに・・



コメント
家庭用電気製品や通信機器のペースメーカーへの影響が表になっているホームページを見つけました.
http://www.medical-aid.co.jp/mgapron/seino_n02.html
http://www.medical-aid.co.jp/mgapron/seino_n01.html
これを見ると,電磁調理器のペースメーカーへの影響は携帯電話よりも大きい様ですね.
Posted by: norik | 2007年05月25日 17:00