中越地震、厚労省が「震災関連死」認定を保留
-------------読売新聞より
発生から半年になった新潟県中越地震で復旧作業中に交通事故死し、県が「震災関連死」とした公務員ら2人について、厚生労働省が「(関連死を)客観的に裏
付ける資料がない」と認定を保留し、国からの災害弔慰金が支給されないままになっている。関連死について明確な認定基準がないのが混乱の原因で、県は、労
働災害の専門家や交通事故に詳しい保険会社などに意見を聞き、改めて厚労省に認定を求める方針。
県が認定した中越地震の死者は46人で、うち29人が関連死。厚労省が保留しているのは、交通事故死した旧山古志村(長岡市)職員星野恵治さん(当時32歳)と、ボランティア活動中に肺炎を起こし亡くなった旧妙高高原町(妙高市)の調理師諸橋孝夫さん(同41歳)。
星野さんは昨年12月、村内の水道復旧作業を終えて軽乗用車で戻る途中、信号柱に激突、翌日死亡した。諸橋さんは昨年11月、川口町のキノコ工場でボランティア活動中に菌などのほこりを吸い込み、翌12月に肺炎で亡くなった。
地元の旧町村は、星野さんを「復旧作業による過労が原因」、諸橋さんも「震災ボランティア中の事故」として関連死に認定。県も地元の意向を尊重
し、厚労省に申請した。関連死に認定されると、「災害弔慰金の支給等に関する法律」に基づき、遺族に最高500万円の弔慰金が支払われる。費用は国が半
額、県と市町村が4分の1ずつを負担。県と旧町村は既に国の負担分も含めて2人の遺族に弔慰金の支給を決めた。
発生半年、黙とう
新潟県中越地震の被災地では23日、発生時刻の午後5時56分に、犠牲者の冥福(めいふく)を祈る黙とうがささげられた。同県長岡市で開かれた「ながおか復興音楽祭」では、参加者約300人が1分間黙とうした。
震災関連死 地震の際、発作や持病の悪化が原因で死亡した人。医師の死亡診断書や警察、消防の情報などを参考に、市町村が認定。災害弔慰金は都道府
県を通じて国に申請する。中越地震では、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し悪性高熱などで死亡した男性(当時20歳)や、地震の疲労で食べ物を
誤飲して窒息死した女性(同84歳)らも関連死と認定されている。
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